第7回 さざえ    2000/12/29

さざえ

栄螺 さざえと言えば棘というイメージがあるが、全く棘(棘角:きょっかく)の無いものもある。外海の荒磯で育ったものは棘が長く、肉も身が引き締まった味がよいとされている。

【かわはぎのすっぽん煮】
【選び方】

殻の棘が長く持って重いもの。また振って「カラカラ」と音のしないもの。
生きているものは蓋の所を触ってやると動きます。 棘の短いものは内海または、輸入物です。

食べ方

新鮮なものが手に入ったら、お刺身で「コリッ」とした食感をお楽しみ下さい。

 また何と言っても炭火で焼いた壺焼きは絶品です。醤油を少したらして、磯の香りをお楽しみ下さい。ほろ苦い肝は「大人の味」でこれまた絶品です。

あるビール会社のコマーシャルでは「さざえのみそ焼き」なるものがでてますね。試してみたらいかがですか。

 

殻のはずし方 さばき方】
【殻のはずし方 さばき方】

 フタをゆっくりあけるとサザエも必死で中に入ってしまって、取りにくくなります。

 巻が始まっている所に蝶番(ちょうつがい)があるので、一気に貝割をそこに差し込み、蝶番を切って反時計回りにまわし取ります。

フタと一緒に身を取り出します。

殻の中の汁は取っておきます。

肝が残ったら、押し込むようにして、肝と殻をはずします。
肝を巻いている方向に押すようにして、回しながら取り出します。
身とフタの間を貝割ではなす。
身とマガリ(ウズマキ模様の所)の間に砂袋があるので取ります。
身はたっぷりの塩でよく揉むと、身がしまって、汚れも取れます。
洗ってよく水気をとります。
身を縦に二つに切って、フタ側に付いていたクチバシ(赤い軟骨)を取ります。
肝と貝柱を切り分けます。